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エレベーター用語集
「トラクション方式」traction drive
ロープ式エレベーターの代表的な駆動方式で、摩擦駆動方式ともいう。
その原理は、かごとつり合おもりをロープ(主索)で連結し、「つるべ」式に駆動綱車にかけ、ロープと綱車の間の摩擦力を利用して駆動するものである。
この方式は、ロープが滑らないことが前提である。
そのためには十分な摩擦駆動力を確保する必要があり、逆に所要摩擦駆動力はできるだけ小さいことが望ましい。
このことからつり合おもりの重量は、これらを考慮し、一般に次のように決められる。
かごの全重量をW1、つり合おもりの重量をW2、かごの自重をW0、かごの積載荷重をWcとすると
W1=W0+WC
W2=W0+F*WC
ここに、Fはオーバーバランス率または単にバランス率といい、通常0.4〜0.5の値である。
ロープ式エレベーターには、このほか巻胴式のものがあるが、低揚程、小容量の一部のエレベーターに用いられるだけで、ほとんどのものはトラクション方式である。
 トラクション能力